マレーシア、イスラエル船の入港を禁止 「人道無視の行動」に制裁

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マレーシアのアンワル首相=9月、インドネシア首都ジャカルタ/Yasuyoshi Chiba/Pool/AFP/Getty Images

マレーシアのアンワル首相=9月、インドネシア首都ジャカルタ/Yasuyoshi Chiba/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) マレーシア政府は20日、イスラエルに所有権または船籍がある船舶の入港を禁止する措置を、即時発効すると発表した。

イスラエル行きの船が、マレーシア国内の港で貨物を積み込むことも禁止する。

首相府はこの措置について、イスラエルがイスラム組織ハマスとの衝突で「パレスチナ住民への虐殺と継続的な残虐行為により、基本的な人道原則を無視し、国際法に違反している」ことに対する制裁だと説明した。

イスラム教徒が多数を占めるマレーシアは長年、パレスチナ支持の立場を維持してきた。近隣のインドネシア、ブルネイ、バングラデシュ、モルディブ、パキスタンと同様、イスラエル国家を承認していない。

各地で最近、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に抗議する大規模な集会も展開されている。

アンワル首相はイスラエルや同国を支援する米国への批判を公言してきた。先月の議会演説ではハマスとの関係を維持し、10月にイスラエルを攻撃した行為に懲罰を与えないと言明していた。

イスラエルの海運会社ZIMの船は2002年以降、イスラエル船籍の船全般についても05年以降、内閣の判断で入港を認めてきたが、政府がこれを覆す判断を下した。

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