オランダ語版の英王室本、販売中止 肌の色問題にした王室メンバー暴露か

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英国の作家オミッド・スコビー氏/Ken McKay/ITV/Shutterstock

英国の作家オミッド・スコビー氏/Ken McKay/ITV/Shutterstock

(CNN) オランダで発売されたばかりの英王室の暴露本が販売中止になった。報道によると、同書は翻訳ミスによって、ヘンリー王子とメーガン妃の間に生まれる第1子の肌の色を問題にした王室メンバーが誰だったのかが明かされていた。

英国の作家オミッド・スコビー氏による暴露本「エンドゲーム」は今週発売されたばかり。オランダで同書を売り出した出版社は28日、一時的に販売を中止すると発表し、「オランダ語の翻訳にミスがあり、現在修正している」とした。

PAメディアによれば、オランダ語の翻訳では、ヘンリー王子とメーガン妃の第1子アーチー君が生まれる前に肌の色を問題にしたとされる王室メンバーの名が明かされていたという。

メーガン妃は2021年のインタビューで、生まれてくる子どもの肌の色について王室内で懸念があることを、夫のヘンリー王子から告げられたと告白。「誕生した時の肌の暗さに関する懸念と会話」があったと打ち明けていた。

ただ、「その相手に対するダメージが非常に大きい」として、会話に加わっていたのが誰だったのかは明らかにしなかった。

エンドゲームの英語版では、アーチー君の肌の色を問題にした王室メンバーの名は明らかにしていない。ただ、王室内の別の人物からも同じような発言があったことを示唆している。

オランダの出版社は翻訳問題を販売中止の理由としているが、外国語の翻訳で詳細が追加された理由は不明。

スコビー氏はオランダ語版の販売中止を受け、地元テレビ局の取材に対して「私が制作した版には実名は記載していない」と強調した。

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