ヒマラヤ山脈のトンネル崩壊、閉じ込められた40人の救出活動続く 印

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トンネルの崩落を受けて、がれきの除去を行う作業員/Pushkar Singh Dhami/Twitter (X)

トンネルの崩落を受けて、がれきの除去を行う作業員/Pushkar Singh Dhami/Twitter (X)

ニューデリー(CNN) インド北部のヒマラヤ山脈で建設中のトンネルが崩落して数十人の作業員が閉じ込められ、懸命の救出活動が続けられている。

トンネルの崩落はウッタラカンド州ウッタルカシで12日に発生。40人ほどの男性がトンネル内で作業をしていたところ、入り口に通じる通路が崩れ落ちた。

ウッタルカシ警察は13日、トンネル内にいた男性は全員無事で、連絡が取れていると述べ、救出に全力を挙げていると説明した。救助隊はがれきの隙間から酸素や水を供給しているという。

現場からの写真や映像には、重機を使ってトンネル内のがれきを掘り起こす様子や、入り口前に救助隊員が集まる様子が映っている。救出活動には地元警察に加えて、州や国の災害対策当局も協力している。

地元当局者は、これまでに約20メートルのがれきの除去を終え、残りはあと40メートルほどだと説明。「除去を終えるまでにはあと1日ほどかかるだろう」との見通しを示した。

このトンネルは、ウッタラカンド州の交通の便の改善と巡礼地へのアクセス向上を目指してインドのモディ首相が進めるハイウェープロジェクトの一環だった。

各地でインフラや交通網の整備が進むインドでは、建設中の事故が後を絶たない。

8月には北東部のミゾラム州で建設中の橋が崩落して作業員10人以上が死亡。6月には東部ビハール州でガンジス川に架かる4車線のコンクリート橋が建設作業中に崩落した。この橋の崩落はこの1年で2度目だった。

昨年10月には西部グジャラート州モルビで修復を終えたばかりのつり橋が崩落し、135人が死亡した。

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