聖なる川を覆う有害物質の白い泡、首都は大気汚染深刻化 インド

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有毒な泡で覆われたヤムナ川=9月10日、インド・ニューデリー/Salman Ali/Hindustan Times/Getty Images

有毒な泡で覆われたヤムナ川=9月10日、インド・ニューデリー/Salman Ali/Hindustan Times/Getty Images

(CNN) インドの首都ニューデリー近郊で、聖なる川が再び有害物質の泡に覆われている。首都は大気汚染が深刻化して有害なスモッグに覆われた状態が続く。

下水と産業廃棄物が入り混じった白い泡は、聖なるガンジス川の支流、ヤムナ川の一部を覆った。

専門家によると、この泡にはアンモニアやリン酸塩が多く含まれ、呼吸器の問題や皮膚の問題を引き起こす可能性がある。ニューデリーでは大気汚染が深刻化して住民が体調不良を訴え、小学校の休校やオフィスの休業を強いられている。

現地メディアによると、南部タミルナドゥ州の運河も同じような白い泡に覆われた。9日に放送された映像には、白い泡が強風で道路にまで運ばれ、車やバイクの前に押し寄せる様子が映っている。

ヤムナ川は何十年も前から有害物質や未処理の汚水が廃棄されてきた。水が黒くにごり、河川敷にプラスチックごみが散乱する区画もある。

それでも下流の村ではこの川の水を入浴に使い続ける住民が多く、飲料水とする住民もいるという。ヤムナ川の有害な泡は9月に撮影された写真にも写っていた。

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