ウクライナにより多くの支援が必要、さもなければロシアは止まらず モルドバ大統領

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CNNの単独取材に答えるモルドバのサンドゥ大統領/CNN

CNNの単独取材に答えるモルドバのサンドゥ大統領/CNN

(CNN) モルドバのサンドゥ大統領は、ウクライナはより多くの支援を得る必要があり、ウクライナを支援しなければ、ロシアがウクライナやモルドバで止まることはないと誰もが理解すべきだと述べた。

サンドゥ氏は27日、モルドバの首都キシナウで、CNNの単独取材に答え、「ウクライナが自国の領土を取り戻し、この狂った戦争に終止符が打たれるよう、さらなる支援がすぐに届くこと」を望んでいると述べた。

取材が行われた27日はモルドバにとって32回目の独立記念日だった。モルドバはウクライナと国境を接しているほか、ロシアとの緊張が高まっている。特に東部には、親ロシアの分離派が支配するトランスニストリア(沿ドニエストル)があり、同地にはロシア軍が駐留している。

ロイター通信によれば、ロシアのプーチン大統領は今年2月、モルドバの独立を一部承認する2012年の政令を撤回した。

サンドゥ氏は、CNNの取材に対し、トランスニストリアにはロシアが支援している政権があると述べた。トランスニストリアにはロシア軍が不法に駐留しているとし、それがロシアがモルドバの情勢に影響を与えようとしている方法だと指摘した。

ロシアが昨年2月にウクライナに全面侵攻を行って以降、モルドバとロシアの間の緊張はさらに高まっており、互いに外交官を追放している。

サンドゥ氏は、ロシア外交官の追放に言及し、「ロシアから来た人々が民主的に選ばれた政府を転覆させようとするとき、これは、この国に対する敬意がないことの明確な証しだ」と述べた。

モルドバは現在、欧州連合(EU)の加盟国ではないものの、ロシアによるウクライナ侵攻が始まってすぐに加盟申請を行い、昨年6月にEUの加盟候補国に認定された。

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