ポーランド、数十年で最大規模の軍事パレード 欧州で影響力拡大する中

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軍事パレードで披露される米国製の「エイブラムス」戦車/Czarek Sokolowski/AP

軍事パレードで披露される米国製の「エイブラムス」戦車/Czarek Sokolowski/AP

(CNN) ポーランドは15日、ここ数十年で最大規模の軍事パレードを実施した。北大西洋条約機構(NATO)に加盟する同国とロシアの主要同盟国であるベラルーシとの国境で緊張が高まる中、防衛力を誇示する機会となる。

国防省によると、「ポーランド軍記念日」に当たる15日の祝賀行事では、ポーランド軍および外国軍の装備品200点、航空機92機、要員2000人などが披露される。

パレードにはポーランド軍が保有する最新鋭技術の一部も登場する。具体的には米国製のM1A1「エイブラムス」戦車、韓国のK2戦車やK9自走榴弾(りゅうだん)砲、高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」、クラブ自走榴弾砲、ポーランドの防空システムの一端を担う米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」などだ。

ドゥダ大統領も姿を見せた/Kacper Pempel/Reuters
ドゥダ大統領も姿を見せた/Kacper Pempel/Reuters

ロシアが2014年にウクライナ南部クリミア半島を併合して以降、近年のポーランドは欧州有数の軍事力を有する国として台頭してきた。ロシアによる全面侵攻後、対ウクライナ支援で重要な役割を果たしたことで、外交的な影響力も拡大しつつある。

先週には、ポーランドは東部国境に数千人規模の追加部隊を派遣する方針を発表。ロシアの民間軍事会社ワグネルの傭兵(ようへい)のベラルーシ駐留をめぐり懸念が高まる中での動きとなった。

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