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トラス氏、プーチン氏の動員令はウクライナに「出し抜かれた」から

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英首相、プーチン氏はウクライナに「出し抜かれた」

(CNN) 英国のトラス首相は、CNNの単独インタビューに応じ、ロシアのプーチン大統領が発表したウクライナ侵攻を下支えするための動員令について、ウクライナ政府によってプーチン氏が「出し抜かれたこと」を示すものだと指摘した。インタビューの模様は25日に放送された。

トラス氏はCNNの取材に対し、プーチン氏は勝てていないため即座の軍事的な拡大を指示したとの見方を示した。

トラス氏は、プーチン氏について、戦略的な間違いを犯したと指摘。「彼はウクライナに出し抜かれたのだと思う。我々はウクライナがロシアの攻勢に反撃し続けているのを目撃している。彼は自由世界の反応の強さを予期していなかったのだろう」と語った。

トラス氏は、プーチン氏がウクライナでの軍事活動を強化した場合に西側諸国の首脳はどのように対応すべきかと質問されると、軍事力による威嚇や偽りの脅迫に耳を傾けるべきではないと述べた。

「そうではなく、我々がすべきなのはロシアに対して制裁を加え続け、ウクライナの人々を支援し続けることだ」(トラス氏)

トラス氏は、もしプーチン氏に成功を許せば欧州やウクライナに恐ろしいメッセージや脅威をもたらすだけではなく、世界中の他の独裁政権に対しても主権国家を侵略しても何らかの形で許されてしまうというメッセージを送ることになるとの見方を示した。

トラス氏は、だからこそ引き続き毅然(きぜん)とした態度で臨み、プーチン氏の武力による威嚇に耳を傾けず、ウクライナの人々を徹底的に支援し続けることが重要だと語った。

トラス氏はエリザベス女王が死去する2日前に面会して組閣を要請された。トラス氏は経済的に危機的状況にある英国のかじ取りを担うことになった。

トラス氏は23日、就任後最初の大きな仕事として、1970年代以来となる大規模な減税措置を打ち出した。トラス氏は21日には米ニューヨークで、米国のバイデン大統領と就任後初となる首脳会談を行っていた。

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