闘鶏を摘発の警察官、鶏の鉄蹴爪で襲われ死亡 フィリピン

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亡くなった警察官のクリスチャン・ボロックさん/From Northern Samar Police Provincial Office/Facebook

亡くなった警察官のクリスチャン・ボロックさん/From Northern Samar Police Provincial Office/Facebook

(CNN) フィリピン中部の北サマル州で、違法な闘鶏を取り締まろうとしていた警察官が鶏に襲われて死亡した。

北サマル州警察によると、警察官のクリスチャン・ボロックさんが闘鶏を押収しようとしたところ、鶏の足先に取り付けられた鋭利な刃物状の鉄蹴爪が、ボロックさんの太もも部分の大腿(だいたい)動脈に当たった。

ボロックさんは近くの病院に運ばれたが、出血多量で死亡が確認された。

フィリピンでは歴史的に合法、違法の闘鶏が行われてきた。しかし北サマル州では今年8月、新型コロナウイルスの感染源になっていたことが分かって闘鶏が禁止されていた。

違法な闘鶏は、当局の摘発を免れるために隠れた場所で行われている。

フィリピンでは闘鶏に鋭利な鉄蹴爪が付けられる/JAY DIRECTO/AFP/Getty Images
フィリピンでは闘鶏に鋭利な鉄蹴爪が付けられる/JAY DIRECTO/AFP/Getty Images

北サマル州警察は、「職務のために自らの命を犠牲にした1人の兄弟を失った」とボロックさんの死をいたんだ。

フィリピン通信によると、この事件に関連して3人が逮捕され、現場から逃走した容疑者3人は逃亡を続けている。

警察は闘鶏7羽を押収し、現金550ペソ(約1200円)を回収した。

警察は、28日に営まれたボロックさんの追悼式典の写真をSNSに掲載した。

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