モスル進攻、住民がキャンプへ避難 家族と2年ぶり再会も

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避難民キャンプの金網越しに再会を果たす家族の姿も

避難民キャンプの金網越しに再会を果たす家族の姿も

避難民キャンプでは援助団体の職員がマットや食事を配っていた。中には家族を皆殺しにされたという幼い少年の姿も。しかし本人は自分たちの身に起きたことを語らず、ただ援助団体のテントから離れようとしなかった。

避難民の中にISISのメンバーが紛れ込んでいるかもしれないという懸念から、同キャンプに3日到着した男性は、それまでに到着していた女性や子どもとは金網のフェンスで隔てられた。

2014年6月以来、離れ離れになっていた妻と再会を果たした男性もいた。妻はフェンス越しに夫の手を握ってキスを繰り返し、男性の息子は娘を抱き上げて初めて会う祖父に見せていた。

何人もの大人の男性がフェンスの前で、再会の喜びや家族を失った悲しみに涙を流した。

同キャンプに収容できるのは1万1000世帯が限界だといい、急速に満員状態に近づきつつある。「最悪の事態はこれから」と援助団体職員は話している。

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