北朝鮮軍の総参謀長、「分派活動や汚職」で処刑か

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(CNN) 北朝鮮の李永吉(リヨンギル)朝鮮人民軍総参謀長が「分派活動と権力乱用と汚職」を理由に処刑されたと、北朝鮮事情に詳しい韓国政府関係者が11日、CNNに語った。いつ、どのように処刑されたかなど詳細については明らかにしなかった。

韓国の聯合ニュースは消息筋の話として、処刑は先週行われたと伝えた。李氏は2013年に総参謀長に就任したという。

おりしも1月の核実験につづく今月7日のロケット打ち上げで、北朝鮮を巡る国際情勢は緊張の度を増している。北朝鮮は、ロケットの打ち上げについて、平和目的だと主張している。

韓国は核実験や事実上の長距離弾道ミサイルの発射実験への報復として、北朝鮮にある工業団地の操業を中断すると発表。米上院も制裁強化を全会一致で可決した。

金正恩(キムジョンウン)政権下では、失脚した高官の処刑が相次いでいる。昨年には政府から反逆の疑いをかけられた玄永哲(ヒョンヨンチョル)人民武力相が公開処刑された。処刑には対空砲が使われたとされる。

金第1書記のおじである張成沢(チャンソンテク)氏も13年、反逆者とのレッテルを貼られ、処刑されている。

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