台湾総統選の投票実施、野党の女性主席が優勢

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蔡主席が当選した場合、現政権が進める対中国政策の大部分は継続するとの見方も

蔡主席が当選した場合、現政権が進める対中国政策の大部分は継続するとの見方も

国民党の馬英九(マーインチウ)現総統は中国との協力関係の強化に腐心。総統就任後には、航路の直行便開設や郵便、海運事業の交流拡大などを初めて実現させていた。昨年11月には同総統と中国の習近平(シーチンピン)国家主席がシンガポールで初の中台首脳会談を開いてもいた。

ただ、台湾の若年世代は中国への依存を深めることに警戒心を抱いているとされる。14年には中国との貿易拡大に反発する学生らが立法院などの建物を占拠する抗議行動も起きていた。

台湾の政治論議では中国との将来の関係の在り方が常に主要争点となってきた。ただ、多数の台湾住民の最大の関心事は経済問題で、今回の総統選や立法院選挙の立候補者は経済対策の明示に追われてもいた。中国との経済交流拡大を重視した馬政権の政策は台湾の富裕層のみを潤し、停滞する賃金水準の向上にはつながらなかったとの批判もくすぶっている。

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