台風13号が中国南東部直撃、14人死亡 台湾でも被害

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台風に吹き飛ばされる車

(CNN) 大型の台風13号(ソウデロア)に直撃された中国南東部で、9日までに少なくとも14人が死亡、4人が行方不明になっている。国営新華社通信が伝えた。

東部・浙江省の温州では地滑りが発生して住宅がのみ込まれ、少なくとも12人が死亡。近隣の町でも2人が死亡した

台風13号は現地時間の8日夜、南部の福建省に上陸し、勢力を弱めながら北西へ進んだ。同地では18万5000人あまりが高台に避難した。

8日に直撃を受けた台湾も強風や豪雨に見舞われ、消防当局によれば少なくとも185人が負傷。女性1人と8歳の娘が波にさらわれて死亡し、もう1人の娘が行方不明になっている。当局は3万5000人あまりの兵士を動員して住民を安全な場所に避難させた。

台湾南東部にいたジェームズ・レイノルズさんはCNNの取材に対し、台風の上陸時は突風が吹き荒れて周囲が見えなくなるような豪雨が降り、海岸には高波が押し寄せて、沿岸の一帯で大量のがれきが吹き飛んだり樹木が倒壊するなどの被害が出たと語った。各地で地滑りや洪水の発生も相次いだ。

台湾電力によれば、8日夜の時点で72万5000世帯が停電に見舞われ、復旧作業に当たっている。

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