ブルキナファソで軍が政権掌握 デモ隊は国会に放火

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ブルキナファソの国会にデモ隊が放火、軍が実権

(CNN) 西アフリカのブルキナファソで30日、軍が政権を掌握するするとともに、夜間外出禁止令を出した。

ブルキナファソでは、コンパオレ大統領の再選に道を開く憲法改正案に対する抗議活動が激化。30日にはデモ隊が国会議事堂に侵入し、放火する騒ぎとなった。

ブルキナファソ国軍のトラオレ将軍は首都ワガドゥグで記者らに対し「政府は解体される」と述べた。また、こうした軍の介入が国民の利益に最もかなうとともに、「国内外の世論」の支持も受けていると主張した。

「正常な憲法下での秩序に戻る条件を整えるため、遅くとも1年以内には暫定政府が設立される」と将軍は述べた。

コンパオレ大統領の所在は明らかになっていない。

この日、コンパオレ大統領は政府声明をラジオで発表。暴力をやめるよう呼びかけるとともに、憲法改正案を撤回した。

コンパオレ大統領は1987年のクーデター以降、27年間にわたって政権の座に就いており、反対派は大統領の即時退陣を求めていた。

旧宗主国のフランスをはじめとする欧米諸国は、ブルキナファソを国際テロ組織アルカイダとの戦いにおける重要な同盟国とみなしている。

アフリカ連合(AU)は、国連とともに、事態の沈静化のために部隊を派遣する用意があると明らかにした。

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