米攻撃対象のテロ組織幹部、空爆後も存命か シリア

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米国による攻撃後も標的のテロ幹部が存命している可能性が高いと米当局者が指摘

米国による攻撃後も標的のテロ幹部が存命している可能性が高いと米当局者が指摘

(CNN) 9月に始まった米軍によるシリア空爆で、当初の標的とされたテロリスト2人のいずれもが生存しており、現在も活動を続けていると米情報当局がみていることが明らかになった。複数の米当局者がCNNに語った。

標的とされていたのはアルカイダ系武装組織「コラサン・グループ」のムシン・ファドリ指導者とフランス人のダビド・ドゥルジョン幹部の2人。

米海軍は9月22日、コラサン・グループの拠点と見られるシリア国内の複数の場所にトマホーク・ミサイルを打ち込んだ。

ドゥルジョン幹部は爆弾製造の高い技術をもち、構成員が欧州とシリアを行き来する手助けをしていたほか、欧州でのテロを計画していたとされる。パキスタンのアルカイダ系グループの中核メンバーとつながりがあり、この2年ほどの間に、パキスタンからシリアに来たとみられる。

ファドリ指導者らコラサン・グループの構成員たちも、パキスタンのアルカイダ系グループとの関係が指摘されている。

米当局は空爆によってもコラサン・グループを壊滅させるには至らなかったとみている。同グループは空港での検知が難しい爆弾を製造することができるため、今も米国にとっては非常に危険な存在だという。

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