インドで進むスマートシティー構想

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グジャラート州で計画されているドレラSIR=DSIRDA提供

グジャラート州で計画されているドレラSIR=DSIRDA提供

(CNN) 急増する都市人口への対応に苦慮するインドで、ハイテク情報技術を駆使した「スマートシティー」を各地に建設する計画が進んでいる。

5月に就任した同国のモディ首相はかねてから、国内100カ所にスマートシティーを建設する野心的な構想を語っていた。同首相は6月の演説で、未来の都市は河岸や高速道路沿いではなく「光ファイバーと次世代インフラ」の上に築かれるだろうと力説。7月にはスマートシティ建設に12億ドル(約1200億円)を投資する計画も発表した。

ただ、基本的なインフラ整備すら進んでいないインドの現状でハイテク都市の建設を優先すべきなのかどうか懐疑的な声もある。

「100都市スマートシティー化」が空疎なスローガンに終わるか、インド史上最大の都市計画として結実するか、同首相の手腕が問われるところだ。

スマートシティーに関して統一的な定義はないが、一般には、ITを駆使してさまざまな都市問題を解決する試みを指す。水位、電力消費、交通の流れといった情報をセンサーで感知し、そのデータを都市の制御部門に直接送るといった具合だ。

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