「名誉殺人」黙認の警官を捜査へ パキスタン

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パキスタン女性の「名誉殺人」続く

(CNN) パキスタンの25歳女性が家族の意に添わない男性と結婚し、公の場で石打ちで殺害された事件に関連し、同国の最高裁判所長官は1日までに、「処刑」の現場に居合わせながら介入しなかった複数の警官を取り調べることを命じた。

ジラニ長官は国営テレビの実況番組で、警察の監査部門責任者に対し事件に関する全面的な報告書を提出するよう要求。その上で、事件現場で「無言の見物人として犯行を目撃し、結果的に犯罪者を幇助(ほうじょ)したとみられる」警官を調べるよう促した。

事件では女性の父親に加え、いとこ2人、おじや運転手が逮捕されている。

同国のシャリフ首相は先月30日、今回の事件は到底受け入れられないとし、警官の目前でこの種の犯罪が行われたことは大きな恥と主張した。

事件は5月27日、東部ラホールの裁判所近くで発生。地元警察によると、女性の直系家族を含む約20人が女性にレンガを投げ付け、殺害していた。ラホールの法曹関連団体の幹部は、裁判所などには24時間態勢で地元パンジャブ州の警官が詰めていたと指摘し、警察側の怠慢行為を非難している。

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