フィリピン地震の死者、不明者100人超 セブ島でも被害

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フィリピンで大規模地震

(CNN) 15日にフィリピン中部を襲った地震で、少なくとも99人が死亡した。同国国営メディアが当局の発表した情報として伝えた。

先の報道では同日夜までに、少なくとも67人の死亡が確認され、33人が行方不明とされていた。震源に近いボホール島では57人が死亡、104人が負傷。セブ島で9人、シキホル島で1人が死亡、犠牲者のほとんどはがれきの下敷きになって死亡したと伝えられていた。

セブ島やボホール島では倒壊した建物に閉じ込められた人がいるとの情報があり、捜索救助活動が続けられている。

地震はフィリピンの祝日に当たる15日の午前8時過ぎに発生。多数の建物が損壊し、多くの人が建物の外に飛び出した。負傷者は164人を超えている。

セブ島では複数カ所で地滑りが発生したほか、セブ、ボホールの両島と周辺地域で港湾ターミナルや空港、漁港、市場、学校、教会、病院、橋、道路、政府庁舎、住宅などに被害が出ているという。

各地で停電も発生したが、ボホール島以外の地域ではほぼ復旧した。

米地質調査所(USGS)によると、地震の大きさを示すマグニチュード(M)は7.1、震源地は首都マニラの南南東約620キロのボホール島付近、震源の深さは20キロ。フィリピンの災害対策当局はマグニチュードを7.2としている。

東京在住で、観光のためボホール島を訪れていたロバート・マイケル・プールさんは、地震発生当時自転車に乗っていて、自分の目の前の地面にひびが入るのを見たといい、「東京に住んでいて地震には慣れているが、今回は非常に大きかった」と話す。

プールさんによると、大きな教会の建物が崩れるなど街のあちこちに被害が出ているといい、「休日で教会の中に誰もいなかったのは幸いだった」と話している。

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