国連査察団が再びシリア入り、化学兵器使用を調査

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国連調査団がシリア入り

(CNN) シリアの化学兵器について調べている国連の査察団が25日、再び同国入りした。シリア政府と反体制派の双方が、複数カ所で化学兵器が使われたと主張しており、この情報について調査する。

査察団はこれまでに、8月21日に首都ダマスカス近郊で化学兵器が使われたと断定。これに加えて今回の調査では、北部のカーンアルアサルで3月に化学兵器が使われたという情報について調べる。国営メディアは、この攻撃は反体制派が仕掛けたもので、25人が死亡、110人が負傷したと伝えた。

一方、反体制派はダマスカス郊外で政府軍が化学兵器を使ったと主張している。

ただ、半年以上前の事件について物理的、化学的証拠を探す作業は困難が予想される。査察団が身の危険にさらされる恐れもある。

前回の調査と同様、査察団は今回も、化学兵器が使われたかどうかを確認するにとどめ、政府軍と反体制派のどちらが使ったかについては結論を出さない見通しだ。

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