イスラエル、パレスチナ人囚人を一部釈放へ

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中東和平交渉再開か

(CNN) イスラエルのシュタイニッツ戦略担当相は20日、イスラエルの刑務所に収監されるパレスチナ人受刑者を一部釈放すると発表した。釈放は、パレスチナ自治政府との和平交渉が続く間、実施するとしている。

釈放される人数や受刑者の身元などは明らかになっていない。和平交渉を仲介するため中東を訪問していたケリー米国務長官は19日、パレスチナ自治政府とイスラエルが最終的な地位をめぐる直接交渉の再開へ向けた原則を設定することで合意したと発表。イスラエル政府のパレスチナ人釈放は、この発表を受けた形となっている。

シュタイニッツ戦略担当相は、釈放はイスラエル側の善意のあかしであると語った。イスラエルのヤアロン国防相は20日、パレスチナ側との交渉を即座に開始したいとのイスラエル政府の意向を明らかにした。

一方、パレスチナ自治政府高官はCNNの取材に、ケリー長官の発表内容などには多くの不明瞭な部分があるとの見方を表明。自治政府指導部は同長官と自治政府のアッバス議長の発表内容と決定に対し唐突に打ち出されたとの印象を抱いていると語った。明確な部分は何もなく説明が必要と述べた。

また、全てのパレスチナ人受刑者が釈放されるべきだとし、釈放される受刑者についての情報もないと語った。

ケリー長官は今回、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸やヨルダンなどを訪問。直接和平交渉の再開合意を受け、全てが順調に進めば、双方の代表が来週にもワシントンで最初の協議を行うとの見通しも示していた

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