ムバラク前大統領、4月に再審 裁判所が請求認める

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ベッドで出廷したムバラク前大統領=2011年8月、Egyptian State TV提供

ベッドで出廷したムバラク前大統領=2011年8月、Egyptian State TV提供

(CNN) エジプトの裁判所は4日までに、2011年の政変時にデモ参加者の殺害を命令した罪などで終身刑の判決を受けたムバラク前大統領の再審理を来月13日に開始すると明らかにした。エジプト国営中東通信社が伝えた。

再審が行われるのは前大統領の他、息子2人や内相経験者など。

ムバラク前大統領は昨年6月、デモ参加者殺害を命令した罪で終身刑を言い渡されていた。その後、前大統領や同じく終身刑の判決を受けた内相経験者が再審を請求。裁判所が請求を認めた。

裁判所によると、他にも6人の内務省関係者を含む複数の被告の再審が行われるという。

ムルシ大統領の上級顧問、エッサム・エリアン氏は今年1月、「神は現政権下で新たな証拠と被告を前に再審が行われることを希望している」と語り、政府の再審に対する前向きな姿勢を示していた。

ムバラク前大統領はエジプトを30年以上にわたり統治。2011年2月に政権の座を追われた後は体調の不調を訴え、裁判には移動式のベッドに横たわった姿で出廷していた。有罪判決を受けた後は、カイロ南部のトラ刑務所に収監された。

地元メディアによれば、前大統領は昨年12月には刑務所の浴室で足を滑らせて、胸部や頭部を負傷していた。

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