チベット族の若者が焼身自殺、中国政府への抗議で

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焼身自殺したチベット族のポスターを掲げて抗議する人々=2012年12月、米ニューヨーク

焼身自殺したチベット族のポスターを掲げて抗議する人々=2012年12月、米ニューヨーク

(CNN) 中国北西部の甘粛省で12日、チベット族の若者が中国政府によるチベット支配に抗議して焼身自殺した。

ロンドンに拠点を置く非営利組織「フリーチベット」によると、死亡したのは22歳の男性。一方、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は年齢を19歳と伝えるなど、情報が錯綜(さくそう)している。

チベット族の焼身自殺は今年初めてとみられる。09年2月以降、昨年末までに95人が焼身自殺を図り、このうち少なくとも81人が死亡したとされる。5年に1度の中国共産党大会が開かれた昨年11月には、1カ月で28件に上ったという。

習近平(シーチンピン)党総書記は就任演説で国内の「団結」を強調したが、人権活動家らは、中国政府が社会の安定を理由にチベット族の抑圧を続ければますます反感を招くばかりだと警告している。

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