急進派がスフィンクスとピラミッドの「破壊」呼びかけ エジプト

2012.11.13 Tue posted at 11:44 JST

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カイロ(CNN) 急進派のイスラム指導者がエジプトの民間テレビ局の番組に出演し、世界遺産にも指定されたピラミッドとスフィンクスは破壊すべきだと発言した。

発言の主はイスラム指導者のモーガン・ゴハリ氏。10日、エジプトの民間放送局ドリームTV2の番組に出演し、もし自分たちが実権を握れば、スフィンクスとピラミッドを躊躇なく破壊するだろうと語った。

同氏はまた、自分はアフガニスタンで2001年3月に、当時の支配勢力だったタリバーンとともにバーミヤンの大仏破壊に加わったとも公言している。

司会者はこの発言にショックを受けた様子で、「あの仏像と同じように、明日目が覚めたらスフィンクスとピラミッドが破壊されていることになると?」と3度にわたって同じ質問を投げ掛けた。

これに対してゴハリ氏は、「シャリア(イスラム法)に従えば、偶像はすべて破壊しなければならない」「崇拝されている、あるいは崇拝されている疑いのある偶像、地球上で1人でも崇拝者がいる偶像は、破壊する必要がある」と繰り返した。

別の出演者も「スフィンクスとピラミッドはエジプトだけのものではなく、人類にとっての遺産だ」と訴えたが、ゴハリ氏の態度は揺るがなかった。同氏の発言を受け、「今のうちにピラミッドに行っておこう」と呼びかけるブログも登場した。

CNNのベン・ウェデマン記者は、こうした発言がテレビで流れるようになった背景について、「熱狂の中で生まれたエジプト革命は、『パンドラの箱』のような様相を呈してきた」とし、希望だけでなく、急進主義や大衆扇動、犯罪、無秩序、恐怖などが入り混じり、誰も元に戻す術を持たないと解説している。


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