米民主党の予備選初戦、バイデン氏がサウスカロライナ州で勝利確実

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米国のバイデン大統領/Andrew Harnik/AP

米国のバイデン大統領/Andrew Harnik/AP

(CNN) 米南部サウスカロライナ州で3日、11月の大統領選に向けた民主党候補指名争いの正式な初戦となる予備選が実施され、CNN予想によると現職のバイデン大統領が勝利を確実にした。

バイデン氏は対立候補のフィリップス下院議員、作家のウィリアムソン氏を抑えて事前予想通りトップに立ち、本選に向けて最初の代議員を獲得する見通し。同州には55人の代議員が割り当てられている。

民主党は今回、序盤戦の舞台を従来の中西部アイオワ州、東部ニューハンプシャー州からサウスカロライナ州に移した。有権者のほとんどを白人が占める両州では、全米の民主党支持基盤の多様性が反映されないとの理由で、バイデン陣営が変更を求めた。

アイオワ州の党本部はこれを受け入れ、3月5日締め切りの郵便投票に切り替えた。一方でニューハンプシャー州は強い反発を示し、先月23日に非公式のまま予備選を強行。党全国委員会は対抗措置として、同州への代議員割り当てを取りやめた。バイデン氏は参加せず、投票用紙に名前を記載されなかったが、支持者らが自由記入欄への書き込みを呼び掛けた結果、64%の票を獲得した。

前回の大統領選では、候補指名争いの序盤でつまずいたバイデン氏が黒人有権者の多いサウスカロライナ州での圧勝をきっかけに勢いをつけ、最終的に指名を勝ち取った。今回の日程変更の背景には、バイデン氏再選のカギを握る黒人層の支持固めを図りたいという党の思惑がある。

サウスカロライナ州での共和党予備選は、今月24日に予定されている。

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