凍傷の男性を介抱、SNSで助けを呼び病院へ NY州

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凍傷の男性を自宅で介抱、女性がSNSで助け求める NY州

(CNN) 激しい吹雪に見舞われたニューヨーク州バファローの住民が、家の前で苦しむ男性を見つけ、室内に迎え入れて介抱した。救急車を呼んでも待たされ続け、フェイスブックのライブ配信で助けを求めて、ようやく病院へ搬送した。男性は重い凍傷を起こしていたが、快方に向かっているという。

シャキーラ・オートリーさんが外の叫び声に気づいたのは、クリスマスイブの24日。厳しい寒さの中、ジョー・ホワイトさん(64)が助けを呼んでいた。

オートリーさんは一緒にいた恋人に頼んでホワイトさんを部屋に運び込み、水ぶくれのできた真っ赤な両手をドライヤーで温めた。

だが医療の知識はなく、救急車は来ない。フェイスブックのライブ配信で、ホワイトさんの容体が急激に変化するので心配でしかたがないと助けを求めた。州兵を呼び、緊急通報の電話をかけたが、順番を待てと言われるばかり。「この人をここで死なせるわけにはいかない」と訴えた。

これを見かけた男性らが駆け付け、家の前の雪を取り除いてホワイトさんとオートリーさんを車の後部座席に乗せた。オートリーさんは25日夜、車内から再びライブ映像を配信し、「心優しい人々のおかげで病院へ向かっている」と報告した。

ホワイトさんは重度の凍傷と診断され、集中治療室(ICU)に収容された。

家族らによると、ホワイトさんは発達障害があり、普段はグループホームから勤務先の映画館に通っている。24日の朝、休日にもかかわらず出勤しようと外に出て、吹雪の中で道に迷ったとみられる。

妹のイボンヌ・ホワイトさんは、兄の命を救ったオートリーさんとその息子たちを指して「姉妹とおいができたような気持ち」と語った。

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