エボラに2次感染の看護師、病院相手取った訴訟で和解 米
裁判の中でファムさん側は、エボラに感染する恐れはないと病院に念を押され、家族や友人との接触も禁じられていなかったにもかかわらず2次感染したと主張。米疾病対策センター(CDC)も、定められた手順が守られなかったことが感染につながったと指摘していた。
ファムさん側はさらに、病院側が詳しい病状を公開することによってプライバシーを侵害し、ファムさんに寄せられた同情を病院の宣伝のために利用したと訴えていた。
ファムさんと同僚の看護師は、エボラ対策の設備が整った米国内の病院で治療を受けて回復した。しかし2015年に提訴した時点で、まだ疲労感や身体の痛みを感じると話していた。
看護師の仕事に復帰できたかどうかは不明。24日にコメントを求めたが返答はなかった。