ウィキリークス、米民主党全国委の音声メールも公開

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民主党全国委員会のボイスメールが公開された

民主党全国委員会のボイスメールが公開された

フィラデルフィア(CNN) 内部告発サイトのウィキリークスは27日、米民主党全国委員会(DNC)からハッキングしたボイスメール(電子メールで送信された音声メッセージ)のデータを公開した。

公開された音声メッセージは全部で29件。ほとんどの音声メッセージは問題になるような内容ではないが、一部には献金を行った支援者が頼みごとをしたり苦情を言ったり、党幹部が何とか献金を集めようとしている様子がうかがえるものもある。

例えば、ヒラリー・クリントン前国務長官に300ドルを寄付した女性が党の財務責任者宛てに送ったボイスメールでは、クリントン氏のライバルだったバーニー・サンダース上院議員の側近が党の政策綱領を起草する委員会のメンバーになったことについて女性が怒りをぶつけている。

女性は「バーニー・サンダースのために党がやっていることには腹が立って仕方ない。彼は強すぎる影響力を手にしようとしている。私は限られた収入から300ドルをヒラリーに献金したのに、DNCはバーニーのために必死になっている」などと述べている。

古くからの民主党への献金者で米大使を務めた経験もあるビル・イーコ氏が「オバマ大統領とのちょっとしたディナー」についての詳細を問い合わせるボイスメールもあった。

ウィキリークスは今週に入りDNC関係の約2万通の電子メールを公開したばかり。これにより、本来なら中立の立場であるはずのDNCがクリントン氏が党の候補指名を受けられるように動いていたことが明らかになり、デビー・ワッサーマンシュルツ全国委員長が辞任を表明する事態となっている。

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