オバマ大統領、「有権者の声に耳傾ける」 中間選挙の敗北受け

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民主党敗北、オバマ大統領の記者会見

ワシントン(CNN) オバマ大統領は5日、中間選挙で民主党が大敗したことを受けて記者会見し、医療保険改革や移民政策など主要政策に関して妥協する考えがないことを強調した。

4日に投票が行われた中間選挙では共和党が上院で少なくとも52議席を確保し、過半数を制する下院でも戦後最大の議席数を確保した。

しかし記者会見でオバマ大統領は、医療保険改革法の大幅な改正に応じる姿勢も、エネルギーや環境政策に関して共和党の要求をのむ姿勢も示さなかった。

ただ、こうした政策に変わりはないと強調する一方で、民主党の大敗をもたらした有権者の声には耳を傾けると表明。「共和党にとっていい夜だったことに疑いはない」と認めた。

残る2年の任期中に成果を出せるかどうかは、次期上院院内総務に就任が見込まれるミッチ・マコネル上院議員(ケンタッキー州選出)との関係次第ともいえる。オバマ大統領は「マコネル議員とケンタッキーバーボンを飲むのが楽しみだ」と楽観的な姿勢を示した。

一方、ケンタッキー州で記者会見したマコネル議員は、野党に過半数を制されながらも実績を残したレーガン元大統領やクリントン元大統領をオバマ大統領も見習うべきだと指摘。「合意できない分野が必ず出てくる」と牽制(けんせい)した。

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