米国、イラク過激派指導者の暗殺を検討 無人機で

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ISISはスンニ派で、イラクのマリキ首相はシーア派となっている。ISISの勢力拡大の背景には同首相によるスンニ派の冷遇が一因との見方もある。

米政府はバグダディ師の捕捉などにつながる有力情報の提供に1000万ドル(約10億1000万円)の報奨金を約束している。同師の姿は先週、ISISが制圧するイラク北部のモスク(イスラム教礼拝所)で確認されていた。目撃者によると、大規模な車列を従えてモスクに到着、住民らに囲まれていたという。

米軍は現在、イラク内に戦闘部隊を保持していないため、同師の拘束は困難となっている。米軍特殊部隊による秘密の捕捉作戦の実施は可能だが、発覚した場合、米国によるイラク主権の侵害と受け止められる懸念もある。

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