米軍、リビアとソマリアで対テロ作戦 アルカイダ幹部を拘束

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米軍、ソマリアで対テロ作戦

ワシントン(CNN) 米軍特殊部隊がリビアとソマリアでそれぞれ対テロ作戦を実行し、リビアでは国際テロ組織アルカイダの幹部を拘束したことが6日までに分かった。2つの作戦の間に関連があるかどうかは明らかでない。

米当局者によると、リビアの首都トリポリでの作戦は同国政府の了解の下で実行し、1998年にタンザニアとケニアで起きた米大使館爆破事件の主犯格として米当局が手配していたアブ・アナス・リビ容疑者を拘束した。

また、米海軍特殊部隊シールズは4日から5日にかけ、ソマリア南部で国際テロ組織アルカイダ系イスラム武装勢力「シャバブ」指導者の掃討作戦に参加した。米政府高官が5日夜、明らかにした。

同高官によると、米部隊は指導者とみられる人物が死亡したかどうかを確認する前に攻撃を受けたため、慎重を期して撤退した。隊員に死者は出ていないとみられる。

米政府はシャバブをテロ組織に指定している。同組織は先月、隣国ケニアの首都ナイロビで起きたショッピングモール襲撃事件で犯行声明を出し、ケニア軍がシャバブ掃討作戦に参加したことに対する報復だと主張した。

シャバブはイスラム国家樹立を掲げ、一時はソマリアの広い範囲を制圧したものの、2011年に首都モガデシュから撤退。近年は中南部を拠点に国外でのテロ攻撃などを繰り返してきたが、南方からケニア軍、モガデシュ側からアフリカ連合(AU)軍の攻撃を受け、劣勢に立たされている。

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