シリア化学兵器使用の「現場映像」、米政権が一部議員に提示

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化学兵器使用の「現場映像」

(CNN) シリアの首都ダマスカス近郊で先月21日に化学兵器が使われたとされる問題で、オバマ米政権が上院での非公開会合で上映した現場映像をCNNが入手した。

オバマ政権はシリア政権が化学兵器を使用したとして軍事介入を主張し、議会への説得工作を進めている。このビデオは化学兵器の被害者を映したもので、米情報当局が本物であることを確認したという。

CNNが他に先駆けてビデオを入手し、放映した。数時間後に上院情報委員会がこれをウェブサイト上で一般公開。9日には下院全体への説明でも上映される見通しだ。

会合では13の異なる映像が上映された。タイルの床に横たわってけいれんする男性たちや、激しい震えが止まらない子どもの姿などが映し出され、叫び声や祈りの声が聞こえる。部屋の中に子どもや大人の遺体が並ぶ場面もある。

光景や音声が一部重複していることから、複数のカメラで撮影したとみられる。ただこのビデオからは、攻撃したのがシリア政権側なのか、また軍事介入が適切な対応なのかどうかについて結論を出すことはできない。

現場映像とされるビデオはこれまでも動画投稿サイト「ユーチューブ」などで流れたことがあるが、真偽は確認されていなかった。

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