UPS機墜落事故、記録装置を回収 原因究明へ

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UPS機から記録装置を回収

米アラバマ州バーミングハム(CNN) 米貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)の貨物機がアラバマ州バーミングハム国際空港近くに墜落し、操縦士と副操縦士が死亡した事故で、当局は15日、機体の残骸からボイスレコーダー(操縦室音声記録装置)とフライトレコーダー(飛行記録装置)を回収し、ワシントンにある米国家運輸安全委員会(NTSB)本部に送ったことを明らかにした。

同機は14日午前4時45分ごろ、バーミングハム国際空港に着陸しようとして、空港と並行して走っている通りに墜落した。墜落前に同機から異常を知らせる連絡はなく、NTSBはレコーダーの解析から事故原因の特定を目指すと見られる。

NTSBのロバート・サムウォルト氏は、「(レコーダーから)有益なデータが回収できると慎重ながら楽観的に見ている」と述べた。

NTSBは15日、事故原因の予備調査で、UPS貨物機のエンジンに「故障」や「衝突前の出火」の証拠は見つからなかったと発表。またサムウォルト氏は、空港の滑走路照明に不具合があったことを示す証拠も見付からなかったと付け加えた。

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