米NY市当局、同時テロの破片発見現場で遺体捜索へ

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ビルのすき間から見つかった破片=NYPD提供

ビルのすき間から見つかった破片=NYPD提供

ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク市の米同時多発テロ現場近くのビルの間から、世界貿易センターに突っ込んだ航空機の一部とみられる破片が見つかった問題で、同市当局は現場付近に犠牲者の遺体が残されている可能性もあるとみて、30日から捜索を開始する。

破片は長さ約1.5メートル、幅約1.2メートル、奥行き約43センチの大きさ。ビルの間の50センチ足らずのすき間から、24日に見つかった。同時テロで使われたのと同じボーイング767型機の翼部分の部品であることを、同社が確認した。2機のうちどちらの機体の部品だったかは不明だという。

破片にロープが巻いてあったことから、故意に置かれた可能性も指摘されたが、ニューヨーク市警は29日、このロープは先週、警官が破片を動かして識別番号などを確認するために付けたことが分かったと発表した。

狭いすき間にどうして入り込んだのかなどについて、警察が詳しく調べている。

部品の発見を受け、犠牲者の遺族からは、同時テロ後の捜索が不十分だったと改めて批判する声が上がっている。

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