オバマ大統領、北朝鮮に「核搭載能力はない」

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オバマ米大統領

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(CNN) 米国防総省傘下の情報当局が北朝鮮が核弾頭をミサイルに搭載できる可能性が高いとする報告書をまとめていたことを巡り、オバマ米大統領は18日までに、北朝鮮にその能力があるとは考えていないとの見方を示した。

北朝鮮の核搭載能力を巡っては、共和党のダグ・ランボーン議員が11日の米下院軍事委員会で、北朝鮮がミサイルに搭載可能な核兵器を持っている可能性が高いとする米国防総省の国防情報局(DIA)の報告書の存在を明らかにしていた。

オバマ大統領は16日放映の米NBCテレビのインタビューで、北朝鮮による弾道ミサイルへの核弾頭搭載能力を問われ、「現在の情報分析に基づいて言えば、私たちはその能力があるとは考えていない」と答えた。

DIAの報告書の分析が明らかになって以降、国防総省などは北朝鮮が核弾頭の搭載能力を完全に示したわけではないとして事態の沈静化に努めてきた。オバマ大統領の今回の発言は、この分析をさらに強い表現で否定したものといえる。

オバマ大統領は、敵対姿勢を強める北朝鮮に対して、米国は「あらゆる不測の事態にも対応できるように備えなければならない」と述べた。米政府は西海岸や米領グアムでミサイル防衛システムを強化しているが、大統領は「ミサイル防衛システムを移動させたのもそのためだ」と説明した。

大統領は今後数週間は北朝鮮の挑発行為が続くとの見通しを示した上で、「それを抑え込み、新たな段階に進むことがわれわれの希望だ」と述べた。

大統領はまた、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記は精神的に不安定な人物だと思うかと問われ、大統領は「私は精神科医ではないし、北朝鮮の指導者と知り合いなわけでもない」と答えた。

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