「北朝鮮を核保有国として認めない」 ケリー米国務長官

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韓国を訪れたケリー米国務長官(右)

韓国を訪れたケリー米国務長官(右)

(CNN) 韓国を訪問したケリー米国務長官は12日、「北朝鮮が核保有国として受け入れられることはない」とし、北朝鮮が核兵器計画の中止について真剣に話し合う意思がある限り、対話に応じると述べた。

11日の米下院軍事委員会公聴会で、米国防総省傘下の国防情報局(DIA)が、北朝鮮は弾道ミサイルに核兵器を搭載する能力を持つ可能性が高いとの報告書をまとめていたことが明らかになったが、ホワイトハウスのカーニー報道官は12日の記者会見で、北朝鮮政府が「核を搭載したミサイルを配備する能力を示したことはない」と述べた。

またケリー長官も12日にDIAの報告書に触れ、北朝鮮は2006年以来、3度の核実験を実施したが、それをもって北朝鮮が核を搭載したミサイルを発射する能力があると指摘するのは適切ではないとの見方を示した。

長官は「北朝鮮が核実験を行ったのは明らかであり、すでに何らかの爆弾を保有しているのは間違いないが、それは(核兵器を)小型化して発射するとか、発射実験とは大きく異なる」と述べた。

ケリー長官はまた、北朝鮮が間もなく弾道ミサイルの発射実験を行うと見られていることについて、北朝鮮がミサイルを発射すれば、「大きな過ち」を犯すことになると警告した。

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