米シークレットサービスに初の女性長官誕生、勤務歴30年

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米大統領を警護するシークレットサービス

米大統領を警護するシークレットサービス

(CNN) オバマ米大統領は28日までに、大統領警護隊(シークレットサービス)の新たな長官に同隊勤務が30年となるジュリア・ピアソン氏を任命した。同隊の148年の歴史の中で女性の長官誕生は初めて。

ピアソン氏は27日、オバマ大統領とバイデン副大統領の立ち会いの下に宣誓、長官に就任した。大統領はピアソン氏起用について「彼女はシークレットサービスで求められる全ての職務をこなしてきた」と適材適所であることを強調した。今年2月に退任したサリバン前長官の後任となる。

ピアソン氏は2008年以降、同隊長官の首席補佐官を務めてきた。1983年にフロリダ州マイアミのオフィスでシークレットサービスに入り、2000年には警護担当業務を統括する幹部職に抜てきされていた。

オバマ政権は、要職への女性起用が少ないとして批判を受けてきた。

シークレットサービスは昨年、オバマ大統領のコロンビア訪問に伴って現地で買春スキャンダルを起こしイメージ失墜を被った。シークレットサービスを管轄する国土安全保障省は近くこの不祥事の調査報告書を出す予定。

また、同省の報道官は不祥事の背景要因となったとするシークレットサービスの組織的な体質に関する報告書を今年6月中旬ごろに発表する方針も示している。長官に新たに就任したピアソン氏は組織の綱紀粛正の責務も担うことになる。

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