オバマ氏、新中東政策を発表へ 経済支援など

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(CNN)  米政府高官によると、オバマ大統領は19日、米国務省で新たな中東政策に関する演説を行い、民衆デモの高まりで旧政権が崩壊したエジプトやチュニジアに対する経済支援を表明する。

両国での民主化促進には経済成長が欠かせないとの認識に基づくもので、具体的には一部債務の免除、インフラ整備や雇用促進のための10億米ドルの融資保証を提案。また、世界銀行など国際金融機関による資金援助計画にも触れる。

演説ではまた、反政府デモがくすぶるシリア、内戦状態にあるリビア、米国と敵対するイランやパレスチナとイスラエルによる和平交渉の展望などにも言及。米海軍特殊部隊による国際テロ組織アルカイダの最高指導者オサマ・ビンラディン容疑者の殺害についても述べる。

米政府高官によると、オバマ氏は新たな中東政策演説で、長期的な政治、経済改革を通じて米国がいかに中東や北アフリカ諸国を支援できるかに力点を置く。国民による政治参加の拡大、集会の自由、人権尊重や安定した経済成長達成などを重視する。

オバマ氏は2009年6月、エジプトの首都カイロでイスラム諸国との融和や和解を目指した主要演説を行っている。ただ、具体的な政策提示とはならなかったことから、中東諸国などでは理念倒れとの冷めた見方が出ていた。

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