米旅客機、8分で8500メートル余の急降下 「加圧」懸念で

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米ニュージャージー州ニューアークの国際空港に駐機するユナイテッド航空の航空機/Gary Hershorn/Corbis News/Getty Images

米ニュージャージー州ニューアークの国際空港に駐機するユナイテッド航空の航空機/Gary Hershorn/Corbis News/Getty Images

(CNN) 米大手の「ユナイテッド航空」は16日までに、イタリア・ローマへ向かっていた自社の510便が「機内の気圧が低下する可能性」に対処するため米ニュージャージー州の空港へ引き返したと発表した。

航空機の位置情報を知らせるサイト「フライトアウェア」のデータによると、米ボーイング社製の777型機の同便は約8分間で高度を3万7000フィート(約1万1278メートル)から9000フィート(約2743メートル)直下まで急激に下げていたという。

2万8000フィート(約8534メートル)の高度差を急降下したことを意味する。操縦士は機内の気圧調整に懸念が生じた場合、高度を迅速に低下させる処置を時には講じるという。

今回の事態は13日午後10時7分から同15分の間に発生。米連邦航空局(FAA)の声明は、同機は「加圧の問題」を連絡した後の米東部時間の14日午前0時25分ごろ、ニュージャージー州のニューアーク国際空港に無事に戻ったとした。

ユナイテッド航空によると、510便には乗客270人、乗員14人が搭乗。気圧低下は一切、起きていなかったとした。乗客は別の機材で目的地へ向かったという。

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