米アマゾン、アイロボットの買収を断念 規制が障害に

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米アマゾンがアイロボットの買収を断念したことが分かった/Justin Sullivan/Getty Images

米アマゾンがアイロボットの買収を断念したことが分かった/Justin Sullivan/Getty Images

(CNN) 米アマゾンが、ロボット掃除機の「ルンバ」を製造するアイロボットを推定17億ドル(約2500億円)で買収する計画について断念したことがわかった。両社が交渉の中止を発表した。当局によるさまざまな規制が障害になったという。

アイロボットは、アマゾンとの交渉が破綻(はたん)したことを公表した直後に、従業員の31%の人員削減を発表。コリン・アングル最高経営責任者(CEO)も退任する。アイロボットによれば、今後は収益性と安定性、成長に注力する。グレン・ワインスタイン氏が暫定CEOに就く。

アイロボットによれば、人員削減の影響を受ける従業員は約350人。最大で1億5000万ドル節約することを目指している。

欧州委員会は、買収交渉中止の報道を受けて声明を出し、この決定について、アイロボットの売却が競合他社を危険にさらすとの調査結果に沿ったものだと述べた。

アマゾンが、アイロボットの買収計画を初めて明らかにしたのは2022年8月。既存のロボット関連製品のラインアップを拡充しようとした。

しかし、交渉は国内外の規制当局による厳しい審査に直面していた。

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