豪首相、インドネシア大統領への盗聴疑惑で「謝罪せず」

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アボット氏

アボット氏

(CNN) オーストラリアの情報機関がユドヨノ・インドネシア大統領らの携帯電話の盗聴を試みていたとの報道を受け、両国の関係が悪化している。アボット豪首相は19日、この件で謝罪するつもりはないとの立場を改めて示した。

アボット首相は議会での演説で、「オーストラリアが自国を守るために取っている措置、あるいは過去に取った措置について、謝罪する必要はない。他国の政府がこうした行為で謝罪を求められないのと同じことだ」と説明。さらにこれと同様、国防の詳細を公表する必要もないと述べた。

同時に「わが国がインドネシアの政府と国民に深い敬意を抱いていることははっきりさせておく」「ユドヨノ大統領はわが国の良き友人だ。最近の報道が大統領に困惑をもたらしたことを遺憾に思う」と語った。

盗聴疑惑は豪ABC放送とガーディアン紙オーストラリア版が最初に伝えた。米当局などによる情報収集活動を暴露した米中央情報局(CIA)元職員、エドワード・スノーデン容疑者から文書が提供されたという。

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