「男性器凍った」とクロスカントリースキー選手、厳寒下の競技で

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酷寒のフィンランドでのレースで非常な苦難を味わったカッレ・ハルフバション選手/Lehtikuva/Markku Ulander/Reuters

酷寒のフィンランドでのレースで非常な苦難を味わったカッレ・ハルフバション選手/Lehtikuva/Markku Ulander/Reuters

(CNN) 身を切るような寒さに包まれたフィンランド・ルカで実施されたクロスカントリースキー競技に出たスウェーデンの選手が、力走している最中に「男性器が凍る」悲劇にこのほど見舞われた。

カッレ・ハルフバション選手(34)で、スウェーデン紙「エクスプレッセン」の取材に「本当に凍った」と明かし、完走後に選手用のテントの中で「10分間横たわって温めた。ものすごく痛かった」と悶絶(もんぜつ)の体験を振り返った。

競技は距離20キロのワールドカップ大会で、ロイター通信によると、競技開始前の気温はマイナス15度まで下がっていたという。

同紙によると、ハルフバション選手は以前にも同様の被害を受けたことがある。「(今回は)二人目の子どもがもうすぐ生まれる前で幸運だった。こんなことを続けていたら将来的に望めるようなことではないから」との心境を吐露したという。

同選手は競技では18位だった。

クロスカントリースキーの選手は普通、肌にぴったりしている競技用スーツなどを着用しており、厳寒の気候条件の影響を特に受けやすい。

2022年の北京冬季五輪の同競技に出場したフィンランドのレミ・リンドホルム選手も男性器が凍結し、レース終了後にカイロを当てる応急処置を迫られた苦い思い出を持つ。同選手は五輪前に参加したことがあるフィンランド・ルカでの競技でも同様の苦難に襲われていたという。

英国のハリー王子も自伝の中で、2011年に実施した北極への探検旅行で局部に凍傷を負ったことを打ち明けていた。

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