東京パラリンピック LGBTQ選手の参加、史上最多か

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水泳のブラジル代表エデニア・ガルシア選手/Gareth Copley/Getty Images

水泳のブラジル代表エデニア・ガルシア選手/Gareth Copley/Getty Images

(CNN) 東京パラリンピックに出場するLGBTQ(性的少数者)の選手が少なくとも30人に上るという統計を、LGBTQスポーツ情報ブログの「アウトスポーツ」がまとめた。

LGBTQを自認する選手の数は、2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックに比べて倍以上に増え、同ブログの集計では過去最多。今回の集計には元パラリンピアンが協力した。

東京パラリンピックに出場するLGBTQアスリートは、ゴールボール(視覚障害者のための競技)の金メダリストで米代表のアシア・ミラー選手、車いすバスケットボールに出場する英代表のローリー・ウィリアムズ選手と婚約者のロビン・ラブ選手、4個の金メダルをもつ水泳のブラジル代表エデニア・ガルシア選手など。

24日から始まったパラリンピックには4400人以上の選手が出場している。

ゴールボールの金メダリストで米代表のアシア・ミラー選手/Yasuyoshi Chiba/AFP/Getty Images
ゴールボールの金メダリストで米代表のアシア・ミラー選手/Yasuyoshi Chiba/AFP/Getty Images

アウトスポーツによると、今年はパラリンピック、オリンピックともLGBTQ選手の数が増加した。東京オリンピック(五輪)には少なくとも168人が参加。水泳高飛び込みのトム・デイリー選手(英国)、サッカーのスター、レベッカ・クイン選手(カナダ)、女子バスケットボールのブリトニー・グリナー選手(米国)など多数が金メダルを手にした。

ただ、スポーツ界のLGBTQ選手について調査している研究者はかつてCNNに対し、LGBTQのオリンピック選手はもっと多いはずだと指摘していた。今年のオリンピックに出場した選手1万1000人のうち、LGBTQの性認識を明らかにしている選手はアウトスポーツの集計で2%に満たない。これは、いまだに同性愛やトランスジェンダーのアスリートを歓迎しないスポーツ文化が原因かもしれないと専門家は解説する。

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