ドイツ大統領、ソチ五輪欠席へ 人権侵害に抗議

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ドイツのガウク大統領

ドイツのガウク大統領

(CNN) ドイツ誌シュピーゲルが8日伝えたところによると、ドイツのガウク大統領はロシア・ソチで来年2月に開催される冬季五輪に出席しない方針を決めた。

同誌によれば、ガウク大統領はロシア当局による人権侵害や野党政治家へのいやがらせに抗議するためとして出席取りやめを決めた。ロシア政府には先週知らせたという。ドイツ大統領府は8日の時点で正式なコメントを出していない。主要な政治指導者がソチ五輪欠席を表明するのはこれが初めてとなる。

ロシアのプーチン大統領は今年6月、未成年者の前で同性愛者の権利や関係について話すなどの「宣伝行為」を禁止する法律に署名した。違反者は罰金や拘束の対象となり、外国人の場合は国外追放される可能性もある。これに対して一部の運動選手や活動家らが強く反発し、ソチ五輪のボイコット運動にも発展している。

最近では米歌手レディー・ガガが英テレビ局とのインタビューで、「私たちは五輪に行くべきではない。同性愛者を認めない国に各国がお金をつぎ込むのは絶対に間違っていると思う」と話した。

ボイコットを求める米国内の声に対し、オバマ大統領は「五輪を目指して訓練を積んできた米国の選手たちが悲しむだろう」と否定的な立場を示している。

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