国立公園にライオンの姿、約20年ぶり チャド

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リモートカメラが捉えたセナオウラ国立公園のライオン/Wildlife Conservation Society/Government of Chad

リモートカメラが捉えたセナオウラ国立公園のライオン/Wildlife Conservation Society/Government of Chad

(CNN) アフリカ中部チャドのセナオウラ国立公園で、約20年ぶりにライオンの姿が捉えられたことがわかった。

野生生物の保護活動を行っているWCSによれば、国立公園で2月に「たくましい雌のライオン」の画像がリモートカメラによって撮影された。この時の画像がこのほど、チャド政府の協力のもとに公開された。

WCSによれば、国立公園では約20年間、ライオンの姿は目撃されていなかった。保護活動家は今回の画像について、「美しい雌のライオンで、全盛期にあり、明らかに素晴らしい健康状態だ」と述べた。

国際自然保護連合(IUCN)によれば、チャドとカメルーンの国境付近に位置するセナオウラでは、ライオンは絶滅したと考えられていた。

WCSによれば、チャドとカメルーンの国境地帯では10年以上前に組織的な密猟が行われたものの、その後、両政府による環境保護の取り組みによる恩恵を受けている。これにより、国立公園での保護が進み、野生生物の数が回復しているという。

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