「史上最大の翼竜」は大きなジャンプで飛び立った 米研究

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シカゴの博物館に展示されている翼竜の復元模型/The University of Texas at Austin/Jackson School of Geosciences

シカゴの博物館に展示されている翼竜の復元模型/The University of Texas at Austin/Jackson School of Geosciences

過去半世紀に、これより小さい新たな翼竜の化石も2種類、ほぼ完全な形で見つかっている。同じケツァルコアトルスの幼体(子ども)なのか、それとも別の種なのか。研究者らは化石を正確に計測し、その数値をコンピューターに入力して形の違いを探った。

2種類のうち大きいほうは、くちばしが長くて細く、先がとがっていた。そのくちばしで水辺のカニやミミズを食べ、単独で行動することが多かったとみられる。

小さいほうはくちばしの先が丸く、大きな集団で動いていたようだ。1カ所の発掘で約30体の化石が発見された。

一方、最初に見つかったケツァルコアトルスの化石は、まだ1体分の一部しか見つかっていない。

ブラウン氏の目標のひとつは、当局の許可を得てビッグベンド国立公園の発掘現場に入り、この1体の残りの化石を掘り出すことだという。「そうすれば非常に多くの情報が得られる。私たちが新たな2種類を基に推測したケツァルコアトルスの姿について、色々と確かめることができるだろう」と、同氏は話している。

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