中国、宇宙実験室打ち上げ 開発進展で米国内に連携促す声も

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米国などが協力して運営している国際宇宙ステーション=NASA

米国などが協力して運営している国際宇宙ステーション=NASA

米国では2011年以来、国家安全保障上の懸念から、米航空宇宙局(NASA)が中国の宇宙開発計画に接触することを禁止している。

宇宙開発や宇宙安全問題に詳しい米海軍大学校のジョーン・ジョンソンフリース教授は、「中国の政治家は宇宙分野にかかわる国際社会の一員として認められていることを示すため、確かに宇宙分野で米国と連携することを望んでいた。しかし自前の宇宙ステーション計画が進展し、米国を除く国際パートナーが次々に進んで参加表明する中で、その必要性は薄れている」と解説する。

宇宙開発競争に出遅れた中国が初の衛星を打ち上げたのは1970年で、米国が人類初の月面着陸を実現するよりも遅かった。

しかしその後の数十年で中国は研究開発や訓練に膨大な資金や人材を投入。今後は火星探査機の打ち上げを予定しているほか、月へ向けた有人飛行の計画もある。

「米国がすぐにも政策を変更して宇宙分野で中国と連携しなければ、今後の中国の宇宙計画の進展において得られるかもしれない恩恵を失うことになる」。ジョンソンフリース教授はそう警告している。

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