生徒たちとともにアウシュビッツへ、英女性の新史料発見

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ナチスの恐怖が迫る以前、湖でボート遊びに興じるへイニングさんと女生徒たち

ナチスの恐怖が迫る以前、湖でボート遊びに興じるへイニングさんと女生徒たち

(CNN) 第2次世界大戦中、ハンガリーにあるユダヤ人向けミッションスクールの職員として働き、女生徒たちとともにアウシュビッツ強制収容所に送られて死亡した英国人女性について、生前の写真や遺書などを含む新たな史料がこのほど見つかった。英国へ帰国できたにもかかわらず女性徒たちと同じ運命をたどることを選んだこの女性の自己犠牲の精神に、改めて称賛の声が寄せられている。

英スコットランド出身のジェーン・へイニングさんは、地元のキリスト教団体から宣教師の1人としてハンガリーに派遣された。仕事は首都ブダペストで運営されていたユダヤ人向けミッションスクールで女生徒たちの世話をすることだった。

ナチス・ドイツによるユダヤ人への弾圧が強まってからもへイニングさんは同スクールにとどまり、4年間にわたって315人の子どもたちを保護し続けた。その後密告を通じて、ナチスの秘密国家警察(ゲシュタポ)に逮捕され、1944年にアウシュビッツ強制収容所で病死した。47歳だった。

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