行方不明の火星着陸機、11年ぶりに発見 ESA発表

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英国の火星着陸機「ビーグル2」の所在が11年ぶりに判明した

英国の火星着陸機「ビーグル2」の所在が11年ぶりに判明した

太陽光パネルの展開に失敗した原因は不明だが、今回の発見は同機を巡る謎を解く助けになったと研究者は指摘する。

ビーグル2のプロジェクトにかかわった英レスター大学のマーク・シムズ氏は「2003年以来クリスマスの日はいつも、ビーグル2はどうなったんだろうと思い続けてきた」といい、顛末(てんまつ)を知ることはほとんどあきらめかけていたと話す。

「極めて複雑な突入、降下、着陸の段階は完璧だった。ただ最終段階になって、残念ながらビーグル2は問題にぶつかった」(シムズ氏)

ビーグル2はESAが初めて火星に送り込んだ着陸機だった。大きさは完全展開した状態で直径2メートル足らず。うまく着陸できていれば、岩石や土壌、大気を分析して生命の痕跡を探すはずだった。

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