ホワイトボードも防弾仕様、米大学が銃乱射事件受け導入

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米大学が防弾白板を導入

(CNN) 学校や公共の場での銃乱射事件が後を絶たない米国で、メリーランド州の大学がこのほど、万が一の事態に備えて教員らの身を守るため、防弾仕様の白板200枚を導入すると発表した。

同州のメリーランド・イースタンショア大学は、警察や軍などの防具や装甲品を手がける州内のメーカー、ハードワイヤ社から防弾白板を調達した。

ハードワイヤは耐地雷装甲車などを製造しており、最近になってこうした技術を学校向けの設備にも応用。防弾白板の大きさは約45センチ×50センチ、重さは約1.8キロと軽量で、この陰に隠れれば頭部や胴体を保護できるという。

同大のジュリエット・ベル学長は、昨年12月にコネティカット州の小学校で児童など26人が犠牲になった銃乱射事件をきっかけに、防弾白板の導入を決めたと説明する。

同大でまだそうした事件は起きていないが、非常事態の対応について具体的に策定した。防弾白板は護身の第一線として有効だと判断したと学長は説明。「人命を守るためにあらゆる対策を講じる」と強調した。

白板導入にかけた予算は約6万ドル(約585万円)で、米国の高等教育機関で防弾白板にこれほどの多額を投資したのは同大が初めて。8月26日から始まる新学期に間に合うよう、教室に装備する予定だという。

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