ウクライナ大統領、米国に「感謝」 支援案の下院可決で

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ゼレンスキー氏が謝意、ウクライナ支援予算案可決で

キーウ(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、米下院でウクライナ支援を盛り込んだ予算案が可決したことを受けて、SNS「テレグラム」への投稿で、米国に謝意を示した。

ゼレンスキー氏の投稿の前には、米下院でウクライナ支援法案が賛成311票、反対112票で可決していた。ウクライナ支援法案は、イスラエルやインド太平洋地域への支援を盛り込んだ950億ドル(約14兆7000億円)規模の外国支援パッケージの一部。ウクライナに割り当てられた追加予算は約610億ドル。

ゼレンスキー氏は今回の決定によって、「歴史は正しい方向に進む」と述べた。

ゼレンスキー氏は「民主主義と自由は常に世界的な意義を持ち、米国がそれを守る手助けをする限り、破綻(はたん)することはない」と指摘。下院で可決された予算案が戦争の拡大を防ぎ、多くの人々の命を救い、両国の関係を強化するだろうなどと語った。

米下院では過去数カ月にわたり、一部の共和党員の抵抗によって、ウクライナ支援法案の審議が滞っていた。今回の予算案の通過は、ウクライナとロシアとの戦いの転換点になる可能性があるとの見方も出ている。

ウクライナのクレバ外相は下院での採択の後、CNNの取材に答え、欧州でより大規模な戦争が勃発する危険性が下がったと述べた。クレバ氏は、ロシアのプーチン大統領がウクライナで敗北することは米国の安全と繁栄を守ることにつながると言い添えた。

「ウクライナ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]