英チャールズ国王が初演説 「忠誠心と敬意、愛をもって」奉仕

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英チャールズ国王が初演説 公務への決意示す

(CNN) 英国のチャールズ新国王は9日、即位後初めて丸1日を過ごした。王として初の演説などを行い、残りの人生を公務にささげる決意を示した。

前日に母親のエリザベス女王を亡くしたばかりの状況にもかかわらず、チャールズ国王はすぐさま新しい公務を開始した。一般市民を自ら出迎え、トラス首相と面会し、国民向けにテレビ演説を行った。

トラス氏との面会では、母の死は「恐れていた」瞬間だったと漏らす場面もあった。

国王として初めて臨んだ演説はエリザベス女王への賛辞で始まった。

黒のスーツとネクタイに身を包んだチャールズ国王は、エリザベス女王の「義務と献身、奉仕」に言及。「母の思い出をたたえ、彼女の奉仕の人生に敬意を表する」「母の死は多くの皆さんに深い悲しみをもたらした。私はその計り知れない喪失感を皆さんと分かち合っている」と述べた。

チャールズ国王はさらに、エリザベス女王の歩みを継いで国民に奉仕することを約束。机の左側には母親の写真が飾られていた。

「女王自身が揺るぎない献身で行ったように、私も神から与えられた残りの在位期間を通じて、我が国の要となる憲法の原則を堅持する」と約束し、「皆さんが連合王国や英連邦、英領土のどこに住んでいようと、どんな出自や信念を持っていようと、私は忠誠心と敬意、愛をもって皆さんに奉仕することに努める。これまでの人生で常にそうしてきたように」と語った。

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